手話通訳者の必要性

昨日の続きです。
手話通訳者の有料化はどうしてダメなのか?について書きたいと思います。
私たち聴覚障害者は聴力に頼ったコミュニケーションはできません。
よって、視覚的にとらえることの出来るコミュニケーション方法がメインとなり、
主に筆談や手話を使うことが多くなると思います。
しかし、道端で会う人全員が筆談や手話に理解があるとは限りません。
また、身体障害者と聴覚障害者が話すことになった場合、相手が筆談や手話が
可能かというとそうとも限らないわけです。
そのようなときに手話通訳者、あるいは要約筆記通訳者の存在が非常に大きな
ものとなってきます。

それに、手話通訳者、要約筆記通訳者が必要なのは必ずしも聴覚障害者だけとは
限りません。
例えば学校で先生と保護者との面談があったとします。
この時、保護者が聴覚障害者だった場合、先生はどのようにしてコミュニケーションを
取ろうとするでしょうか?
筆談、あるいは口をゆっくり動かして話す、などの方法でコミュニケーションを
取ろうとすると思います。
でも、このような時に手話通訳者がそばにいるとコミュニケーションは
よりスムーズになると思います。
また、病院でも同じように、お医者さんは患者さんの症状を把握し、診断結果を伝え、
薬を飲むときの注意などを説明していると思います。
患者さんが聴覚障害者だった場合もそれは同様です。
この時、手話通訳者がいるのといないのとではお互いのコミュニケーションが
全然違うものになります。

さて、障害者自立支援法がスタートし、手話通訳者を依頼するときに費用が必要に
なったとしたら、どうなるでしょうか。
現状のままだと、聴覚障害者のみが負担するという形になってしまい、
結果として聴覚障害者が手話通訳者を頼まなくなる。
そして家に引きこもりがちになってしまう聴覚障害者も増えると思います。
障害者自立支援法なのに、逆に引きこもりがちになる聴覚障害者を増やしても
いいのでしょうか?
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by maro1010 | 2005-04-12 23:19 | 聴覚障害


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