今日は私が住んでいる市の総合防災訓練に参加してきました。
防災訓練といっても、地震体験などはなく、南関東を大地震が襲ったと想定した訓練でした。 聴覚障害者の場合は、あらかじめ市の福祉課に携帯メールアドレスを連絡しておいて、当日は福祉課から「地震が発生しました。~に避難してください」というメールを受信したら訓練会場に避難する、というものでした。 訓練内容は、災害対策本部を中心に、各地から報告を受けて指示を出す、ということの繰り返しで、主に消防署、警察、自衛隊などが動き回っていて、私たち一般市民はそれを見学する、という内容でした。(バケツリレーや給水体験はありましたが) この訓練を通して気づいたことは、 ・手話通訳者は専用のゼッケンが必要 →手話通訳者であることを明確に示せないと、他の一般市民から「邪魔」と言われてしまう ・怪我の状況確認時、聴覚障害者はどうやってコミュニケーションをとればいいのか? →災害発生時は怪我の状況を示す、トリアージがありますが、状況を聞かれているときに返事が出来ないと誤解を受けて、本当は重症なのに軽症と判断されたり、怪我の部位を間違われたりする可能性があります。 ・訓練時も情報保障はしっかりしてもらう必要がある →飲食料配布時に声のみで呼びかけていました。今日は手話通訳者がいましたが、災害発生時も手話通訳者を確保できるとは限りません。そのようなとき、声のみの告知だと情報を得られないです。こういう状況にならないよう、訓練時から工夫しておかないと実際に災害が来たときも声のみになってしまう可能性があります。 今回、はじめて市の防災訓練に参加しましたが、色々気づかされることが多かったです。 今年気づいた内容をまとめた上で、福祉課に相談してみたいと思います。
by maro1010
| 2005-10-02 16:57
| 聴覚障害
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