CMの情報保障

現在、東京電力がCO2ダイエット宣言(?)というCMを流しています。
このCMの左下に手話通訳が映っていて、音声内容を手話通訳してくれているようです。

CMに手話通訳が付く、それ次第は非常にすばらしいことだと思います。
他のメーカーは手話通訳をつけたCMを流しているのを見たことが無いのでなお更です。
しかし、私には非常に大きな不満が1つあります。

それは、手話通訳者の手話に視線が行ってしまい、CMで流れている色々な映像を十分に
見ることが出来ないという点です。
手話通訳者が映っている位置が画面の左下のため、視線がどうしてもそちらにいってしまって
画面の中心部でどのような映像が流れているのか記憶に残りづらいのです。
また、手話通訳者のワイプも小さいため、手話表現がわかりにくい、というのもあります。

手話通訳がちょっとわかりにくい(技術云々ではなく、映像が小さくて全体的に見づらい)のと
手話通訳者とメインである映像の内容を同時に見ることが出来ず、CMの内容を理解できない
というのはCMとして非常に問題があるのではないでしょうか。

また、私は手話がわかる聴覚障害者ですが、聴覚障害者=手話がわかる、のかというとそうではないのも事実です。
(むしろ、手話がわからない聴覚障害者の方が多い)
手話通訳がつくのは手話がわかる聴覚障害者にとってはいいことですが、
手話がわからない聴覚障害者にとっては何の利点もないのです。

山手線内のドアの上にあるテレビでも色々なCMが流れており、その中には字幕が
ついているものも多々あります。
(東京電力もオール電化のCMを流しており、それには字幕があります)
これは車両の中でCMの音声を流すことは出来ないという障壁のために、内容を字幕にしたのだと推測できます。
これが逆にいい方向に効果が出ており、誰もがCMの内容を十分に理解出来るようになっています。

これなら先、私が考える理想のCMは字幕あり、手話通訳あり、副音声で英語などあり、
という誰もがCMの内容を理解できるような情報保障を十分に整えたCMです。
デジタル放送が始まれば実現するのでしょうか?

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by maro1010 | 2006-06-03 16:45 | 聴覚障害


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