2005年 09月 26日 ( 1 )

デジタル教科書

朝日新聞の夕刊「窓」にデジタル教科書とろう学校の使用例が載っていました。
朝日新聞のWebサイトに載っていなかったので人名は伏せて下記に記述します。
耳の不自由な子どもたちが教科書で学ぶのは容易でない。
下を向いて教科書を読んでいると、先生が手話や身ぶりで説明する様子がわからないし、顔を上げて先生を見ていると、教科書の内容を目で追えないからだ。
教科書と説明を同時に見せようと、先生たちは工夫を重ねてきた。教科書の文章をパソコンに打ち込み、大型表示装置に映し出す。写真や図版のあるページは新聞の2倍の大きさにコピーして黒板に張る。
カラーで見せたいときは、街のコピー店に頼む。自腹を切ることもある。
今年4月、ある教科書会社から初めて小学校国語教科書のデジタル版が出版されると聞いて、東京都立葛飾ろう学校は早速導入した。期待通りの威力だった。
CDのソフトをパソコンで操作すると、クリックひとつで文字や図版だけを拡大できる。画面に線を引くことも簡単だ。
子どもたちは顔を上げたまま授業を受けられるようになった。「先生の負担も激減しました」とI教師は語る。
教科書会社は、一般の学校向けにデジタル教科書を開発したという。「ろう学校でこそ活用されるということを、じつは後になって知りました」と打ち明ける。
同校は、携帯電話のメールを学習に使う試みも始めている。メールは聴覚障害者にとって欠かせない交信手段だからだ。
「障害者こそ技術開発の恩恵を受けるということを、もっと知ってもらいたい」。H校長の願いだ。

デジタル教科書、というのがどのようなものかよくわかりませんが、技術系テキスト本によくついてくる問題を集めた学習用CD-ROMみたいなイメージでしょうか?画面に線を引いたり、一部を拡大できるというのはかなり便利ですね。
校長先生もおっしゃっているように、健常者向けの技術が実は障害者にとって非常に役立つ、というのはよくある話です。メールやチャット、テレビ電話などなど。
また、それとは逆に、当初は障害者向けに開発した技術が健常者に役立つと言うケースもあると思います。例えば、我が家ではテレビの字幕を健聴者である親も使っています。

こういった技術開発はなかなか意識して出来ることではないですが、今後も健常者、障害者が共に有効に使用できる技術がどんどん発展していけばいいなと思います。
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by maro1010 | 2005-09-26 22:52 | 聴覚障害