2005年 10月 29日 ( 1 )

障害者自立支援法案、成立までカウントダウン

聴覚障害者「自立支援法案」対策中央本部ブログによると、10/28に衆議院厚生労働委員会で障害者自立支援法が可決されたそうです。

障害者自立支援法案、衆院委で可決(TBS)
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3148281.html
障害者自立支援法案、衆院厚生労働委員会で与党の賛成多数で可決される(FNN)
http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00079626.html

これで残るは31日に開かれる本会議を残すのみとなりました。本会議でも自民党と公明党の賛成多数で可決されるでしょう。
この法案は障害者が希望して出した法案ではなく、国が財政難から独断で提出して、そして強引に通そうとしている法案です。
しかも、各委員会で資料として出したもののほとんどが記述に怪しい点があり、野党からバシバシ突っ込まれているのにも関わらず、強引に通してしまいました。

この法案が出来て喜ぶのはどこなのでしょうか。
色々なBlogなどを見るとわかるように、障害者は喜びません。
行政(都道府県、市町村)も福祉制度がより難解になり、頭を抱えるしかないはずです。

この法案は、障害者が就業できて、しっかり収入を得られていることを前提になっていますが、負担増となる重度障害者のなかに就業が出来て収入を得られている人々はほんのわずかしかいません。そのような方々に対して、今後もしっかりとしたケアサービスを提供できるのでしょうか?

また、この法案に対するメディアの意識も大変薄いようです。
実際、厚生労働委員会で採決されたことを報道しているメディアがあまりありません。
本会議で通ればちょっとは報道するでしょうが。

現在、健聴な方が今後、聴覚障害になることはなかなかないですが、例えば交通事故、災害で脊髄損傷、あるいは視覚を失うことは非常に考えられます。
その時、行政から「福祉サービスを受けるにはお金が必要です。このサービスとこのサービスとこのサービス、はい、合計で*****円頂きます」と言われたらどう感じるのでしょうか。

痛みを伴う改革、とは小泉総理大臣の言葉ですが、今でも収入が非常に少ない障害者にこれ以上痛みを与える今の政治とはいったい何でしょうか?
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by maro1010 | 2005-10-29 20:14 | 聴覚障害