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障害者自立支援法、成立

10/31、国会で障害者自立支援法が賛成多数で可決されました。
これにより、来年4月から順次障害者自立支援法が施行されることになります。

障害者自立支援法が成立 福祉サービス一本化、1割負担(朝日新聞)
http://www.asahi.com/life/update/1031/001.html

障害者自立支援法が成立…サービスは1割自己負担(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20051031i112.htm

今まで色々反対派の意見が国会に提出されたにもかかわらず、強行されてしまいました。
今後の運動の方針としては、行政に対して負担を増やさないよう強く訴えていくしかないかと思います。その一方で負担に対する見直しを国にも訴えないといけないです。

そういう意味で、今まで疎遠だった障害者団体間の連携を今後は深めていかないといけなくなりそうです。
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by maro1010 | 2005-10-31 23:27 | 聴覚障害

障害者自立支援法案、成立までカウントダウン

聴覚障害者「自立支援法案」対策中央本部ブログによると、10/28に衆議院厚生労働委員会で障害者自立支援法が可決されたそうです。

障害者自立支援法案、衆院委で可決(TBS)
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3148281.html
障害者自立支援法案、衆院厚生労働委員会で与党の賛成多数で可決される(FNN)
http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00079626.html

これで残るは31日に開かれる本会議を残すのみとなりました。本会議でも自民党と公明党の賛成多数で可決されるでしょう。
この法案は障害者が希望して出した法案ではなく、国が財政難から独断で提出して、そして強引に通そうとしている法案です。
しかも、各委員会で資料として出したもののほとんどが記述に怪しい点があり、野党からバシバシ突っ込まれているのにも関わらず、強引に通してしまいました。

この法案が出来て喜ぶのはどこなのでしょうか。
色々なBlogなどを見るとわかるように、障害者は喜びません。
行政(都道府県、市町村)も福祉制度がより難解になり、頭を抱えるしかないはずです。

この法案は、障害者が就業できて、しっかり収入を得られていることを前提になっていますが、負担増となる重度障害者のなかに就業が出来て収入を得られている人々はほんのわずかしかいません。そのような方々に対して、今後もしっかりとしたケアサービスを提供できるのでしょうか?

また、この法案に対するメディアの意識も大変薄いようです。
実際、厚生労働委員会で採決されたことを報道しているメディアがあまりありません。
本会議で通ればちょっとは報道するでしょうが。

現在、健聴な方が今後、聴覚障害になることはなかなかないですが、例えば交通事故、災害で脊髄損傷、あるいは視覚を失うことは非常に考えられます。
その時、行政から「福祉サービスを受けるにはお金が必要です。このサービスとこのサービスとこのサービス、はい、合計で*****円頂きます」と言われたらどう感じるのでしょうか。

痛みを伴う改革、とは小泉総理大臣の言葉ですが、今でも収入が非常に少ない障害者にこれ以上痛みを与える今の政治とはいったい何でしょうか?
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by maro1010 | 2005-10-29 20:14 | 聴覚障害

聴覚障害者向け特養ホーム

10/24に読売新聞のWEBサイトに掲載された記事によると、来年3月に聴覚障害者向け特養ホーム「ななふく苑」が埼玉県に開所するそうです。

関東初の聴覚障害者向け特養ホーム 来春開所=埼玉
http://osaka.yomiuri.co.jp/possibility/news/ps51020a.htm

特養ホームとは、年齢が65歳以上で介護認定の要介護度1以上の人が入れる施設です。(40歳以上64歳未満の方でも、条件に一致すれば入所可能です)
聴覚障害者の場合は、一般の特養ホームに入っても、職員や他の入所者とのコミュニケーションが取りづらいため、孤独を感じてしまいます。上記記事によると、入所して半年で精神的な苦痛を訴えて亡くなった人もいるとのことです。

埼玉県に出来る施設には聴覚障害者も含めて手話の堪能な職員が常駐するほか、各種情報保障もしっかりしているとのことです。

日本に既にある施設は以下の6箇所です。
社会福祉法人埼玉聴覚障害者福祉会-高齢聴覚障害者にも社会参加と平等を-より引用>

北海道 社会福祉法人 厚生協会
      養護老人ホーム「やすらぎ荘」(昭和56年4月開設)
京都  社会福祉法人 京都聴覚言語障害者福祉協会
     特別養護老人ホーム「いこいの村 梅の木寮」(平成4年4月1日開設)
大阪  社会福祉法人 大阪聴力障害者福祉事業協会
     特別養護老人ホーム「あすくの里」(平成17年4月開設)
広島  社会福祉法人 三篠会(みささかい)
     養護老人ホーム「あすらや荘」
     (我が国初の聴覚障害者の養護老人ホーム:昭和51年7月1日開設)
福岡  社会福祉法人 福岡ろうあ福祉会
     養護老人ホーム「田尻苑」(平成4年4月開設)
兵庫  社会福祉法人 ひょうご聴覚障害者福祉事業協会
     特別養護老人ホーム「淡路ふくろうの郷」(平成18年埼玉県4月開設予定)


このような施設が日本各地に出来ると、聴覚障害を持つ高齢者も安心して暮らせるのではないかと思います。
今後、日本が障害者も高齢者もみんな過ごしやすい社会になるといいなと思うのですが、障害者自立支援法はどうなるのでしょうか。
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by maro1010 | 2005-10-28 22:13 | 聴覚障害

衆議院厚生労働委員会

10/21に衆議院厚生労働委員会で障害者自立支援法について議論が繰り広げられたようです。詳細は今回も「聴覚障害者「自立支援法案」対策中央本部ブログ」が記録として載せてくれています。

読んでみたところ、個人負担については上限が決まっており、それ以上は請求されない、ということを政府としては強調したいようですね。
ですが、野党の議員が質問しているように、小規模作業所が今後も運営できるかどうか、というとそれは見込みが薄いという法案のようです。

ただ、今までの委員会でもそうでしたが、政府、野党、共に精神障害者、重度障害者に対しての対応が今後も維持されるのかどうか、ということに重点をおいており、聴覚障害者については意識が薄いように見受けられます。
コミュニケーションの保障について議論されているとは思えません。

また、支給決定のプロセスとして、審査会によるアセスメント、一次判定、二次判定を受けて、その上で障害区分が決まるということになっています。
聴覚障害者に対する配慮はキチンと出来るのでしょうか?
聴覚障害者に対する知識が少ない人が審査して、
「1対1で会話が出来るからあなたは手話通訳は使えません」
という判定を下す可能性もあるわけです。
実際には人が大勢いる場などでは手話通訳が必要ですし、1対1でも手話通訳を交えたほうが確実に意見の交換が出来る、という場合もあります。

そういったケースに十分対応できるのかどうか、という議論が国会で行われていない(と感じる)現状に危惧を覚えます。
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by maro1010 | 2005-10-22 01:01 | 聴覚障害

障害者自立支援法 衆議院へ

障害者自立支援法が本日19日、衆議院本会議に提出され、そして趣旨説明が行われたとのことです。また、それに対して、民主党からは対案が出たそうです。

民主党が提出した、対案についての情報は以下にあります。

障害者の自立の支援及び社会参加の促進のための身体障害者福祉法等の一部を改正する法律案
議案審議経過情報
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1D9B92A.htm
議案本文情報一覧
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/g16301010.htm

内閣が提出した障害者自立支援法についての情報はこちらです。
議案審議経過情報
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1D9B7B2.htm
議案本文情報一覧
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/g16305011.htm

また、その他に今回の本会議で出ている議案一覧はこちらです。
衆議院-議案
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_gian.htm

こうしてみてみると、色々な議案がありますね。
輸入牛肉についても今回の本会議で審議されるとは知りませんでした。
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by maro1010 | 2005-10-19 22:43 | 聴覚障害

青森県立青森ろう学校 創立80周年

青森県立青森ろう学校が創立80周年を迎えたそうです。おめでとうございます。

青森ろう学校が創立80周年
http://mytown.asahi.com/aomori/news02.asp?kiji=8700

現在、生徒数は幼稚部から高等部まで合わせて39名と少ないようです。
これは、聴覚障害を持つ子供が減ったからではなく、普通学校に通う聴覚障害児が増えているからと思われます。
私は聴覚障害を持つ子供はろう学校に通うべき、とか普通学校に通うべき、という持論は今のところ持っていませんが、ろう学校の生徒数が減っていくのは教育的にどうなのか?とちょっと危惧しています。

ろう学校の文化が廃れないためには今後、どのような活動が必要になるのでしょうか。
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by maro1010 | 2005-10-16 21:57 | 聴覚障害

障害者自立支援法 参議院可決

障害者自立支援法が14日に参議院で可決され、衆議院に送られることになったそうです。
そのわりには新聞記事の扱いが全然ないですね。
とりあえず、日経新聞のWebサイトの記事を。
障害者自立支援法案、参院本会議で可決
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051014NTE2INK0414102005.html

郵政法案だけがでかでかと取り上げられて、障害者自立支援法はほぼ無視されています。
でも、車社会の今、誰でもいつ車にはねられて障害を負うことになるかもしれないのです。
そのときに、でかい負担が来て、慌てても遅いのです。

衆議院の様子を見ると、どうもこのまま可決になりそうな状況です。

聴覚障害者「自立支援法案」対策中央本部ブログ
を見ると、各委員会での状況が取り上げられており、野党が突っ込みいれて厚生労働省がボロボロな答弁をしている様子が伺えます(速報を毎回出してくれる、中央本部の方には非常に感謝しております)。
その中で実際は負担についても考える、という話が出ていますが、本当に考えてくれるのでしょうか?
国の様子を見ていると、最初だけ考えてくれても、そのうちお金がないとか言い出してまた色々変わりそうな気がして非常に心配です。

もちろん、聴覚障害者にとって非常に大切なことのひとつである、手話通訳制度についても今後どうなっていくのか、行政としっかり話し合わないといけないですね。

ちなみに、今後のスケジュールについては
「介護ブログコミュニティHelperTown」の以下の記事に載っていました。
障害者自立支援法案:参院で可決、衆院に送付

Xデーは10月27日のようです。
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by maro1010 | 2005-10-14 21:30 | 聴覚障害

東北ろうあ者大会

岩手日報によると、第56回東北ろうあ者大会が10月の3連休に行われたそうです。
詳細は岩手日報のWebサイトに出ていますが、最終日に兵庫県聴覚障害者福祉事業協会事務局長の方が阪神・淡路大震災について講演されたそうです。
その中に「避難所で3日間ろうあ者が何も食べていないという状況もあった」という話も出たとのことです。
関東でも大きな地震が今後来ると思われますが、そのときに同じ状況にならないよう、日頃から考えていかないといけないと思います。
この時、災害時にどのような情報を貰うか、という受身的なことだけではなく、自分が生き残るにはどのように動かなければいけないか、という自分からの行動もしっかり自分の中で確立させておく必要があると思います。
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by maro1010 | 2005-10-11 23:11 | 聴覚障害

PRIDE挑戦中の格闘家

PRIDE出場を目指して頑張っている、聴覚障害を持つ柔道家がいます。
宮山堅次さんという方ですが、「PRIDEチャレンジ」というアマチュアの登竜門大会に
また出場したそうです。
結果は負けてしまったとのことですが、次の試合では頑張っていただきたいと思います。

聴覚障害の柔道家・宮山連勝逃す
http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2005/10/10/02.html
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by maro1010 | 2005-10-10 22:58 | 聴覚障害

防災訓練

今日は私が住んでいる市の総合防災訓練に参加してきました。
防災訓練といっても、地震体験などはなく、南関東を大地震が襲ったと想定した訓練でした。
聴覚障害者の場合は、あらかじめ市の福祉課に携帯メールアドレスを連絡しておいて、当日は福祉課から「地震が発生しました。~に避難してください」というメールを受信したら訓練会場に避難する、というものでした。
訓練内容は、災害対策本部を中心に、各地から報告を受けて指示を出す、ということの繰り返しで、主に消防署、警察、自衛隊などが動き回っていて、私たち一般市民はそれを見学する、という内容でした。(バケツリレーや給水体験はありましたが)

この訓練を通して気づいたことは、

・手話通訳者は専用のゼッケンが必要
 →手話通訳者であることを明確に示せないと、他の一般市民から「邪魔」と言われてしまう

・怪我の状況確認時、聴覚障害者はどうやってコミュニケーションをとればいいのか?
 →災害発生時は怪我の状況を示す、トリアージがありますが、状況を聞かれているときに返事が出来ないと誤解を受けて、本当は重症なのに軽症と判断されたり、怪我の部位を間違われたりする可能性があります。

・訓練時も情報保障はしっかりしてもらう必要がある
 →飲食料配布時に声のみで呼びかけていました。今日は手話通訳者がいましたが、災害発生時も手話通訳者を確保できるとは限りません。そのようなとき、声のみの告知だと情報を得られないです。こういう状況にならないよう、訓練時から工夫しておかないと実際に災害が来たときも声のみになってしまう可能性があります。

今回、はじめて市の防災訓練に参加しましたが、色々気づかされることが多かったです。
今年気づいた内容をまとめた上で、福祉課に相談してみたいと思います。
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by maro1010 | 2005-10-02 16:57 | 聴覚障害