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筑波大学附属聾学校の文化祭

本日、筑波大学附属聾学校の文化祭が開催されていたので遊びに行ってきました。
私は幼稚部から高等部までの15年程をこの聾学校で過ごしていたので懐かしい思い出が満載です。

高等部を卒業してからかなり年月が経ち、久々に足を踏み入れた聾学校は綺麗になっていました。
老朽化が激しかったため、数年前に少しずつ校舎や寄宿舎などを立て替えていったようです。
エレベータもバリアフリーに合わせて新設されているなど、私がいた頃の附属聾学校とは全然
別物となっておりました。
ただ、それでも唯一つ変わらないもの、それは幼稚部と小学部の間にデーンと存在している欅です。
長い年月を生き抜いてきた欅はまだまだ青い葉っぱをたくさんつけ、健在のようです。

と環境面では新しいもの、変わらないものと十分楽しみました。
しかし、展示物の面では私が在学していた頃と比べて展示数が減っている、という印象があります。
前は中学部・高等部の校舎(2階~4階)のほとんどの教室で展示物があったような印象があるのですが、今日見に行ったときはがら~んとしていて少々寂しい気持ちになりました。
展示の単位(学年)で言えば実はそんなに変わらないと思うのですが、迫力が減っているような
そんな印象が強く残ります。
おそらく、聾学校に通う生徒数の減少も影響しているのではないか、と推測されますが…。

演劇もいくつか見ましたが、昔と大違いの部分が1箇所あります。
前は手話を使って演劇を行っていたのは主に高等部の2、3年のみだった気がするのですが
今日見たら中学生も手話を使っていました。
(ほぼスムーズな手話、附属聾学校独特の手話、口話交じり、ほとんどは口話でたまに手が動くなどまちまちですが)
これはやはり聴覚障害を持っている親が増えたこと、教員も手話を使うようになったこと、などがあると思います。
私は中学部のときは手話を知らなかったのでその点は大違いだな~、と思いつつ演劇を楽しみました。

聾学校の生徒数減、そしてもしかしたら今後盲学校や養護学校との合併?などなど問題はありそうですが
それでも聾学校独特の文化はいつまでも残り続けて欲しいと思います。

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by maro1010 | 2006-11-03 21:37 | 聴覚障害


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